元サラリーマンが脱サラ移住して思うこと

先週の土日、大手の電機会社で働いている男性がわざわざ遊びに来てくれました。

僕も妻の奈々も東京で会社員として働いた後、脱サラ後に南伊豆に移住して農業を始めたのですが、

ブログを読んで生き方に共感してくれたそうで(!)、お手伝いがてら1泊2日で話を聞きに来てくれたのでした。

農閑期にもかかわらず超忙しい日本晴なので、助っ人はめちゃくちゃありがたい!

早速、製作中のトイレのための穴掘りとコンクリート斫りをお願いしました。

穴は浄化槽へと繋げる排水パイプを通すためのものです。

一人でやるとかなり大変な作業も、二人でやると倍は進むし、話もしながらやから楽しかったり。

太陽の下は気持ちいいなぁと言いながら、どんどん掘ってくれました。

その男性と色んな話をして、昔のサラリーマン時代のことも思い出しました。

サラリーマン、昔は定年後まで勤められる安定した職業だと思われてましたが、

今はもう、そうは思えない不安な時代になりました。

高度経済成長に伴い右肩上がりで成長し、会社の勢いも社員の活力もあった時代、

その当時の話を聞くと楽しそうですが、今はもう、そうは思えない時代です。

生活の便利を求め、どんどん快適で効率的なものが求められていた時代もあったけど、

今はもう、十分に快適に暮らせるようになりました。

田舎でもインターネットが使えるようになり、ライフラインも整い、車も走れる。

不便なく暮らせるようになりました。本当にありがたいことです。

ただ、都会では物が溢れすぎたり、効率化が進みすぎたりしたことで、

選択肢が無数に広がったり、物のありがたさを見失ったり、人の繋がりがなくなったりして、

何が幸せなのか、本質を見失う時代になってきたような気がします。

社内では、人が協力しあい、まさに一致団結して成果を達成していく、というやり甲斐よりも、

会話少なく、失敗なく、協力なく、そんな職場も多いんじゃないかなぁと思います。

会社が大きくなればなるほど、現場が遠く、お客さんの喜びも見えなくなる、

結果仕事のやり甲斐や必要性を見失いがちな一方で、

多数抱える社員の考え方や働き方は様々で、いい方に転がれば活発な雰囲気になるけど、

悪い方に転がれば、どんどん風通しの悪い社風になってしまう。

大都会、大企業になればなるほど、暗黙のルールや社内規定などで統一性を重んじられ、

個性の発揮よりも、周囲の反応ばかりを気にしてしまう。

真面目で意欲のある人ほど、そんな社会には違和感を持ってしまう。

自分も、会社仲間には恵まれてはいたものの、どこか違和感を感じながら過ごしていました。

生き方については、僕個人的には、どんなことだって、その人がいいと言えばいいんやと思う。

人それぞれで経験や価値観は変わるし、立場や環境によって必要なものも変わる。

だから人に迷惑をかけない限り、その人が求める生き方が、その人なりに一番なんやと思う。

素晴らしい会社だって沢山あるし、どんな環境にも馴染めてしまう強者だっている。

ただその場が嫌な人は、それを変えることに力を注ぐか、自分から「他に求めればいい」。

「他に求める」

それだけなのに、それが実際には難しい。

大学に入り、会社員になるという人生のレールを違和感なく歩んできた人は、

自分が何をしたいのか、どの道を歩みたいのかを考え、探さないといけない。

情報は求める限り得られる時代になったから、どんどん選択肢も増え、

始める前からそれぞれの問題点や不安も分かってしまい、躊躇してしまう。

長く勤めた会社では何でもできると思っていたものの、いったんその村からでてみると、

世界はもっともっと広く、自分はちっぽけで何もできないという挫折も味わうかもしれへん。

人には向き不向きがあるし、価値観も違うから、自分の考えの押しつけなんてでけへんけど、

人生の王道と言われた[大学→都会の企業で会社員]というレール以外にも、

選択肢があることを自分たちで実践し、その可能性を広げれたらいいなぁと思います。

自分たちだって、まだ南伊豆に引っ越してきてたった2年半。

でもたった2年半で、自分でも想像できなかったほど、色んな経験をし、沢山できることが増えた。

農家として独立し、空いた時間で家の改修や木こりなど、日に日にできることは増え、またこれからも益々増えてくると思います。

たった2年半で驚くほど生活環境は変われる。

都会での息苦しさを忘れてしまうほど変われるんやぁということを、つくづく感じます。

恵まれた日本でどんな風に生きたいですか。

人は驚くほどの可能性を秘めてますよ。

追伸

会社を辞めてみて、会社のすばらしさに気づくことも沢山あります。

健康保険、年金、ボーナス、退職金、連休、産休、育休、有給休暇・・・

どれもこれも、独立したらなかなか簡単に得れるものじゃないです。

組合や会社が頑張った結果。

ほんとすごい。

でも、そんな境遇は羨ましくも、戻りたいとは思わないのがまた不思議です。

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コメント

  1. アルパカ より:

    はじめまして、下田のネット事情を調べていた時に見つけたので拝見させていただきました。
    私の地元は下田で高校まではそちらにいましたが、卒業してから横浜に移住して早十数年・・・。
    最近Uターン帰郷を考えてはいますが、どうも生活環境が違いすぎて躊躇しています。
    今では毎月映画館に行くのが楽しみですが、三島か沼津辺りに行かなければないみたいですし、車がなければ移動も困難ですもんね。(もっぱら電車とバス移動です)
    移住をしたい気持ちがあって賃貸情報を見ていますが、ネットではずっと同じ賃貸情報しか掲載されていないので悩んでいます。

    私がネット環境を調べていたのは、もし移住をしたらネット環境が整えられるのか不安になったからです。
    調べてみると下田や南伊豆ではネットの光は利用できない賃貸が多いみたいですよね。
    私は家でネットを使って仕事をしているので、移住をしたくてもネット環境が整わなければ無理かなと思っています。
    理想はネット環境が使えて(HuluやアマゾンTVなどが見られる環境)家ではWiFiを使いたいです。またBC/CS放送を見たいという願望があります。
    *ケーブルテレビ(小林テレビ)はテレビ欄が少ないので、できればスカパーが南伊豆でも使えるのかを知りたいです。

    パソコンを使う時はWiFiが利用できるのか?特に南伊豆のネット環境に興味津々です。
    BCやCS放送を見たいのですが、スカパーなど利用している家があるのか調べているのですが、ネットでは情報がまったく見えてきません。
    下田の人はパソコンをあまり使わないのかな?と思ってしまうほどです・・・。

    移住している人に聞いた方がいいと思って質問させていただきました。
    わかる範囲で教えていただけると助かります。

    • 欠掛隆太 より:

      アルパカ様

      初めまして。Uターンぜひぜひお待ちしています!
      どんどん人口が減っているので、このままどうなってしまうのか危機感を持っている人も多いです。

      映画が好きとなると、映画館もないのでネット環境が決め手になりますね。
      南伊豆では、少なくとも私の知ってる限りでは普通に皆さんネットを使えていますよ。
      もちろん我が家もネットを引いて、家ではwifiで携帯を使ったりしています。

      回線の種類は、南伊豆の一部の地域は光が来ていますが、まだ多くの地域はADSLになると思います。
      我が集落もADSLになりますが、ネットで映画や動画を見ても特に不便を感じることはないですね。
      (ネット自体を使っている人が少ないので、ADSL回線を圧迫することがないんじゃないかとみています。)

      ただ、私の集落は山手の方なので、ADSLでもヤフーBBは届かず、sonetなら届くということがありました。
      そのため、回線業者の選択肢が少なく料金は割高になる傾向がありそうです。

      BSは見ている人を何人も知っているので、地域差はあるかもしれませんがアンテナがあれば見れると思います。

      下田のことは分からないのですが、南伊豆よりも大都会なので、よほど山の方に行かない限りは同じ環境、
      または進んでいるのではないでしょうか。

      ちなみに、南伊豆では、携帯の電波が届くかはキャリアによって地域差があります。
      docomoでは届かないけどsoftbankなら届く、またその逆もあったりします。

      ということで、町全体からみればネット環境はおおむね大丈夫だと思います。
      ただ、ちょっとした地域差があるので、それは住まれる地域で確認するのがいいと思います。

  2. アルパカ より:

    返信ありがとうございます。
    私は40代ですが下田にいた時は人口29000人でした。今は25000人くらい?みたいなので、何とか盛り上げたいですね。

    親が南伊豆の青市に住んでいますが、親が横浜の方に遊びにくるので下田には2年に1度くらいしか帰りません。しかも帰ったら親や友達とずっと飲んでいるだけなので、下田の近況などあまり聞けない状況でした。
    ADSLでネット利用は問題ないとは思いますが、フールーなどの映像がどのくらい見れるかですね。ちなみに私の友達はみんなパソコンが使えないので、スマホしか持っていない人ばかりでした。南伊豆でもパソコンが使えるのであれば、いつでもUターン帰郷できそうですが、妻が車の免許がないので躊躇してしまいます。(車がないとどこにも行けないですもんね)
    これからも読ませていただくのでよろしくお願いします。